藤沢周平原作・山田洋次監督
「たそがれ清兵衛」これは一度映画館で見たけれど、今日TVで放映されると
オットが見ていたので、私もつられて二度見てしまった。
12月1日から封切られている話題の映画「武士の一分」も
ぜひ映画館で見たいと思っているけれど、なかなか時間が
とれない。
藤沢周平の作品には同じテーマが流れている。
世間からどう言われようとも
「自分の中で譲れない何か」を
貫き通すという生き方。
高知県人に流れている「いごっそう」精神にも似たものを感じる。
土佐弁で「いごっそう」は主に男性に使われ、
「頑固者」「根性のある」男性のことを表現するとき使う。
これに対して女性には「はちきん」という言葉が使われる
「お転婆な女性」「元気のいい女性」という意味。
最近は年がいったせいかどうも「いごっそう」「はちきん」ぶりが
顔を出すことが多くなり、ちょっと反省している。
職場でどうしても譲れないこと、筋が通らない話にはどうもガマンが
できなくなり、会議の席で理事長に向かってついにはっきりと
「筋の通らない話は納得できない」と発言してしまった。
今までずっとワンマン理事長で、職員は陰で文句をいいながらも
逆らえなくて、結局は言われるままに理不尽なこともさせられて
いた。もちろん、そういう彼を一番理解してくれて職員をうまく
誘導してくれると信じていたから、私は職場復帰を頼まれた
ということも理解していた。
職場復帰してそろそろ3年目、理事長も74歳になりいささか
認知症気味でその発する言葉の脈絡のなさに困り果てる日が多く
なってきた。
普通の老人なら、優しくしてあげなくては・・・という気持ちも
湧いてくるけれど、
権力をカサにきて
上から頭ごなしに言われるとムっとすることが多い。
理屈をしっかりという性格も土佐人独特のもので、私の予期せぬ
発言に理事長は少なからずショックを受けていたようだったが
私は謝らなかった。
理事長は、しばらくすねている様子だったが、私は翌日から
「理屈と仕事は別」と割り切っていたので、いつものように
理事長に銀行関係の報告をし、理事長の了解をとってから
行動に移すというパターンは変えなかった。
「辞めろ」と言われれば、すぐにでも辞めるつもりで、発言を
したので、恐いものはなかったし、何よりも筋を通したことで
すっきりしていた。
不思議なことに、その発言をした後から
周囲の人たちの態度が変化してきたのだ。
本来は理事長に言いたい文句を私に言って、敵対視した発言をして
いた人たちが、急に態度が変わり、ニコニコと話しかけて
くるし、「ご相談があるんですが・・」などと今まで言ったことも
ないような言葉を出す人もいたり、常勤のドクターまでもが
仕事上のことをいちいち報告してくれたり、「ええ?どうなったの?」と
こちらが聞きたいような雰囲気に変わってきたのだ。しかし、いろいろ周囲の人のことなど詮索するのも面倒なので
私は、物事は単純に考えることにし、その中でも「筋は通す」
ことだけは譲れないと思っている「頑固者」になりつつあるようだ。
ブーゲンビレア牧野植物園の中の温室に咲く花を紹介するのを忘れていました。
今夜は遅くなったので、花たちのことはまた明日に・・・。
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