
オットが突然、「りゅうは何歳だ?」と聞く。
「7歳よ」
「あと3年かあ〜〜」とポツンと言う。
「どういう意味?」
「この間、TVでチワワの寿命は10年だと言っていたんだ」
「ええ?ワンコは15〜16年は生きてるんじゃないの?
今まで飼ってた犬は全部、15、6年生きてたじゃないのよ〜〜」

最近、腰痛のため、時々注射に行って、帰りに薬をもらって帰り、
飲み薬も飲んでいる。
やはり左手前足が使えないのが、腰に負担をかけているのだろうか?
かわいそうなことをしてしまったなあ。



あれは、6年前のアメリカ同時多発テロ事件が起こった年。
ほぼ一ヵ月後に我が家は長男の結婚式のためにシドニーへ出発すること
になっていた。
周囲は、海外の結婚式や旅行を取り止める人が続出していた。
悩んだ末に我が家は予定通りに出発した。
出発の3日前、オットとりゅうは庭に出た。
まもなく、
「ぎゃあ!〜」という
りゅうの声。
オットがふりあげたゴルフのアイアンの先にりゅうが走りでてきたのだ。
時間は夜の9時。
ショックで声も出なくなっているりゅうを車にのせ、病院に走った。
りゅうに噛み付かれた私の手からは血が出てズキズキとうずく。
かかりつけの病院のドクターは留守だった。
周辺の動物病院をすべて回ったが、時間が遅いせいか、どこの病院も
真っ暗のまま応答がない。
仕方なく家に帰り、電話帳をくって近くの動物病院に電話をかけまくった。
やっと、「すぐに連れて来なさい」という病院があった。
「単純な骨折だから心配いらないよ」というドクターの言葉に安心し、
3日後にはオーストラリアに出かける話をすると
「ちょうど入院することになるから、帰ってくるまで預かってあげるよ」
オットは後に
「あのとき、りゅうがもし死んでいたら、オレはシドニーには行けなかった・・・」と
もらしていた。
結婚式は無事に終わり、ゴールドコースト、ブリスベンなどをまわり
リタイアメントビザでオーストラリアに住んでいる知人夫妻の家を訪ねたり
と、楽しい日々を過ごして帰ってきた。

単純骨折だと言っていたのに、いっこうにりゅうの足が治らない。
あまりにも時間がかかるのでそのうちにドクターに対して不信感がでてきて
病院を変えた。
しかし、結果的に2番目の病院も処置が遅すぎて紹介状を持って
大学病院へ行ったときにはもう手遅れだった。
擬似関節が出来てしまっているので、手術をしても治らないと・・・・。
落胆と自己嫌悪に沈み込んでいる私たちに従姉妹が言った。
動物を飼っていると、家族の厄をすべて背負って
くれることがある。恐怖のテロ事件のあとにも関わらず、無事に海外で結婚式
を終えて、何事もなく帰国できたのは、全部それをりゅうちゃんが背負って
くれたからなのよ。りゅうには、長生きをしてほしい!できるだけ傍にいてほしい!チワワの寿命は10年なんていう説は信じない。
かわいい花を咲かせた「えごのき」もすっかり秋の実をつけている。
毒性が強いらしいが、その毒性を利用して石鹸を作るのに使われると何かの
本で読んだことがある。
テーマ : ワンコ日記 - ジャンル : ペット